3style

CLOTH

弊社提供生地を製造している 毛織メーカーについて

毛織メーカーの創業は明治時代中期。 明治から現在まで全国の羅紗屋(生地屋)を通して 日本全国の老舗紳士服店に生地を提供してきしています。

この毛織メーカーの特徴は、19世紀後半〜1960年代後半まで 世界中で活躍していた 低速織機のションヘル織機で今なお生地を織っていることです。
このドイツ式のションヘル織機は、英国式のドブクロス織機とほぼ同時代の織機です。
現在は技術も進み、この低速のションヘル織機から段々と高速化され、 『レピア織機』 や『ズルツァー織機』、さらには、 ジェットエアーによって超高速で糸を送る『エアー ジェット織機』へと時代は移り変わっています。

ションヘル織機では、横糸を木製のShuttle(シャトル)で1分間に約120ピックの速 さ1日たったの0.8反しか織れません。(1反は約50メーター) それに対してエアジェ ット式では一分間に約600回通すことが可能となり、1日に5反も織れます。 しかし、 この高速で緯糸を通す作業は、織機の稼動仕様そのものを変えました。

高速で機械を動かすため、特に経糸(タテ糸)をコントロールする綜絖(そうこう) と いう個所の稼動域がより小さくなっていきました。 従来上下に開いていた綜絖が、上に しか開かなくなったのです。その結果緯糸のテンション(張り)が強くかかり、緯糸を はさむ経糸も 上から押さえつけるようになったため、ウールが持つ柔らかで自然な風合 いが殺されていったのです。

これに対しションヘル織機は従来通り木製のシャットルで緯糸を通し、 そのスピードは 一分間に約120回。一日に約40メートルしか織る事が出来ません。しかし、この熟練 職人が木製シャトルを使いゆとりを持って丁寧に織り込んだ 生地が持つ本来の優しい風 合いは、生産性のみを追求した現在の織機では到底真似る事は出来ません。